PICO入会案内書


☆はじめに

自らの経験を通して言えることですが、英語・英会話力に必要なもの、それは何と言ってもヒアリング(聞き取る力)です。同じ単語、言葉を何度も繰り返し聞くことによりそれは自然と耳に入り、知らず知らずのうちに自分の言葉となって覚えていきます。ヒアリング、そしてスピーキングを繰り返し重ねることで会話は自然と身につきます。誰もが生まれてから母国語を話せるようになるまでに何か特別難しい事をして覚えたわけではありません。親や兄弟、そして友人から数多くの言葉や表現の仕方を習得しているのです。それに置き換えて考えてみると英語も全く変わらないのです。ただ私たちが中学、高校で勉強してきた方法を振り返ってみると、常に文法や読解力ばかりを重点に置き、肝心の会話は全くできないというのが現状です。ある調査で日本人は通算10年も英語を学んでいるのに会話が全くできない、そして英語が話せないヘタクソな外国人ワースト3に入るということが明らかになっています。これは恥ずべくことですが残念ながら全くその通りだと思います。

そしてこれには日本人の文化や習慣にも問題があるのです。もともと人前で自分の意見を述べ、主張するといった場があまりない為、話すということ自体、日本人は不慣れになっているのです。海外へ行って実際に外国人を目の前にすると何も話せなくなってしまうといった事をよく耳にします。これは話せないということではなく、話して相手に通じないのが怖い、或いは失敗するのが恥ずかしいという日本人特有の習性に過ぎないのです。私が初めて海外に行った時、まさにこれと同じ状況に陥りました。それでも小さい頃から好きだった語学を自分のものにしたい、英語で外人と話せるようになりたいという夢を抱き、自分なりに勉強し努力したつもりで万全を期してアメリカに辿り着きました。しかし言葉の壁は本当に厚いものでした。少しは自信があった英語も現地では全く通用しなかったからです。相手が話している事も理解できないのに自分の気持ちを相手に伝える事などできるわけがありません。完璧に話そうとしなくてはという気持ちと焦りの気持ちが一杯で、ただ思い浮かぶ単語を相手に伝えるだけで精いっぱいでした。正直なところ、アメリカへ行って最初の1年は苦しみと挫折の連続でした。相手の話していることを理解できるようになるまで1年かかり、日常生活で支障なく相手と会話できるようになったのもこの頃からです。つまり会話は理屈ではなのです。

 

昨今、日本でも英語教育の見直しが問われ、2002年度から総合学習の一部として英語の授業導入が実施され、2011年度より「外国語活動」の導入により学習指導要領上英語が必修となりました。大学卒業後、様々な形で英会話指導に携わってきましたが日本における英語教育はかなり変わりつつあります。同時に人々の意識もかなり高くなってきているのが現状です。幼児から大人まで英語に親しみ、英語というツールを使って意欲的に外に目を向ける事で世界が広がり、夢が膨らむことと思います。皆様の無限に秘めた可能性を最大限引き出し、これまでの経験、体験をもとに幅広い年齢層の方々に楽しく英会話を学んでいってもらいたいと思います。